米国株投資への道

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はじめまして。某大学病院で看護師をしているモカと申します。投資を始めてまだ2年のド素人ですが、少ない給料で資産形成を行っていく記録を残していきたいと思いますので、気軽に覗いていただけると幸いです。
 50万円で株式投資を始めてから、2年経過して+70万円の利益を出すことができました。勿論、元手50万のみではなく、毎月余剰資金で株を購入しつつですが、現在210万(評価額)へ増やすことができました。と言いましても、有名どころのオルカン・VTI・S&P500など利回り(過去3年間)では20%程度ある中で、大方、利益の70万を差し引いての140万を2年で210万にすることは対して変わりありません。ましては、個別株やETFの投資でのリターンとなるので、リスクを取ってのほぼ変わりなしなので、効果的ではありません
 オルカンを例に挙げた場合、20年間で利回りトータルリターン9.8%で、毎月3万円の投資をすると、運用結果のシュミレーションでは20年目に元本720万・増えた額約1480万の2200万円になります。私は30代前半であり、20年かけて2200万円を取得するよりも、今リスクを取ってでも早く2200万円を手にしたいです。なので、日々、株価や経済動向をチェックしながら出来るだけリスクを減らしたハイリターンの投資戦略を考察しています。

1,投資と出会うまで
 私が投資始めたのが、2021年11月です。きっかけは、大学病院の前の病院が企業型確定拠出型年金を行っていたことでした。辞職後にハガキが届き、「このお金はほっておくと手数料で消えてしまう。自分で運用する方法はないのか。」と、恥ずかしながらそこで個人型確定拠出年金(イデコ)の存在を知りました。それからイデコへ移しましたが、60歳まで受け取れないため運用のみ行い、積み立てはしない方針にしました。イデコの運用についての勉強から投資信託の存在を知り、eMAXIS Slim(S&P 500)と出会いました。それからは自分でも貯金を利用して増やした方がいいのではと気づかされ、NISAで運用を開始しました。今まで、全く貯金をせずに、銀行にあれば使ってしまっていた私は何かに取りつかれたかのように、貯金したいと考え始めました。運用開始し、数か月で確かに数万程度増えていたものの、元手の額が小さいため、早く資産が増えないものかと考えていました。

2,失敗
 そこで出てきたのが日本株です。毎日張り付くようにスマホで企業データを読み漁り、デイトレードを行っていました。すっかり魅了されてしまった私は、現物取引では一日での取引額が制限されてしまい、大きな利益を出すことが出来ないことに嫌気がさし、信用取引を行うことにしました。これは最低限の預かり金を担保に3倍の額で取引ができるようになるもの、また空売り(売りから入る取引)ができるようになるものです。信用取引を開始して、一日で5万増え、またその次もストップ高で5万増え、20万近く3日間で儲けることができた時には、自分は才能があるのではないかと勘違いしていました。投資を始めてから、わずか1か月で約100万円にすることができたのですから。ですが、そんな甘い体験に終止符が打たれるのは4日目からでした。ストップ高が終わり、少しずつ上値を切り下げ始めたのです。テクニカル分析が好きな私は、一旦の利確ですぐ上がるだろうと調子に乗って、冷静な判断を失い、売らずに握っていました。すると、まるでナイアガラの滝のようなチャートに化け、ストップ安となり、売るタイミングを失った私に待っていたのは追証の通知でした。既に-30万。どうしたらいいのか焦燥感で溢れかえっていました。その後は、食事も喉を通らないまでに落ち込み、ゼロになるくらいならと売却しました。元手が20万となった私が学んだことは、信用取引の恐怖でした。

3、米国株との出会い。

 日本株に対して、抵抗感が芽生えた私は、米国へ方向転換してみることにしました。なぜなら、日本株に比べて、米国株の方が規模が大きくため、その分大きな利益を狙えるのではないかと考えたからです。米国株は値幅制限がなく、日本に比べGDP成長率も2倍以上。全く成長を見せていない日本株を持っているよりは、経済成長を続けており、長期的に株価も右肩上がりの米国株を持っている方が確実だと思いました。当時、コロナ後に急成長を見せていた時に、一気に資産を増やせた人も多いのではないでしょうか。しかしながら、私はコロナ後の急成長の終盤に乗っかってしまい、ウクライナとロシアの戦争も始まり、米国株の急低下相場を見事に食らってしまいました。よって、さらに資産は持てば持つほどにマイナス評価額。それでも、いずれは上がると信じ続けて買い続けていました。見事、上昇を見せ始めてくれた米国経済のおかげで、プラスにすることが出来ました。冒頭に効果的ではないと言いつつ、具体的にどのように(特にマイナス局面で保持し続けられたメンタル部分)運用して成果を上げることができたのかを、次回お話できたらと思います。

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